TOEIC時間配分の目安|Part別一覧と試験時間・当日の流れ【2026年】

最終更新:

2026年8月2日

TOEIC L&Rの試験時間は、リスニング約45分+リーディング75分の合計約2時間。200問をマークシート方式で解きます。 リスニングは音声に合わせて進むため時間配分の自由はなく、時間配分が問題になるのはリーディング75分だけです。

そのリーディング75分の目安は、Part5に10分、Part6に8分、Part7に57分。この記事では、Part別の細かい目安、時間が足りなくなる原因、スコア帯別の現実的な戦略、そして午前・午後の当日スケジュールまでを整理します。

TOEICの試験時間と問題数【一覧】

セクション

時間

問題数

時間配分の自由

リスニング

約45分

100問

なし(音声で進行)

リーディング

75分

100問

あり(自分で配分)

合計

約2時間

200問

—

リスニングが「約45分」と幅を持たせて表記されるのは、音声の長さが回によってわずかに変わるためです。受験者が調整できる余地はありません。

セクションごとの内訳

Part

内容

問題数

Part1

写真描写問題

6問

Part2

応答問題

25問

Part3

会話問題

39問

Part4

説明文問題

30問

Part5

短文穴埋め問題

30問

Part6

長文穴埋め問題

16問

Part7

読解問題

54問

当日のスケジュール(午前・午後)

「試験は2時間」でも、拘束時間は約3時間です。前後の説明・音テスト・回収があるためで、ここを知らずに予定を入れて慌てる人が毎回います。

午前の回

時刻

内容

9:25〜9:55

受付

9:55〜10:20

試験の説明・音テスト

10:20〜12:20

試験(リスニング→リーディング)

12:20〜12:35

問題用紙・解答用紙の回収

12:35頃

解散

午後の回

時刻

内容

14:05〜14:35

受付

14:35〜15:00

試験の説明・音テスト

15:00〜17:00

試験(リスニング→リーディング)

17:00〜17:15

問題用紙・解答用紙の回収

17:15頃

解散

受付終了時刻を過ぎると受験できません。 午前の回なら9:55、午後の回なら14:35が締切です。会場が大学などの場合、教室にたどり着くまでに時間がかかることもあるため、30分前到着を目安にしてください。

なお、日程や時刻は変更される場合があります。受験前に必ずIIBC公式サイトのテスト日程でご確認ください。

Part別の時間配分の目安

リスニング(Part1〜4):配分の余地はない

音声に合わせて進むため、自分で時間を割り振ることはできません。リスニングで意識すべきは「配分」ではなく「先読み」です。

Part3・Part4では、音声が流れる前に設問を読んでおく(先読み)ことで、正答率が大きく変わります。逆に、マークに手間取って先読みが崩れると、そこから連鎖的に崩れていきます。マークは音声の直後に即決し、迷った問題は捨てて次の先読みに移るのが鉄則です。

リーディング(Part5〜7):75分をどう割るか

Part

問題数

目安時間

1問あたり

Part5

30問

10分

20秒

Part6

16問

8分

30秒

Part7

54問

57分

約63秒

合計

100問

75分

—

Part7の内訳(最も差がつくところ)

Part7は54問と全体の4分の1以上を占め、ここで時間切れになる人が圧倒的に多いパートです。

種類

セット数

問題数

目安時間

シングルパッセージ(1文書)

10セット

29問

約29分

ダブルパッセージ(2文書)

2セット

10問

約11分

トリプルパッセージ(3文書)

3セット

15問

約17分

複数パッセージ問題(ダブル・トリプル)は文書をまたいで情報を照合する必要があり、1問あたりの負荷が高くなります。ここに25問・28分を残せているかが、最後まで解き切れるかの分かれ目です。

途中のチェックポイント

リーディング開始時点を0分として、次の通過タイムを目安にしてください。

通過点

経過時間

午前の回の時刻目安

Part5終了(130問目)

10分

11:15頃

Part6終了(146問目)

18分

11:23頃

Part7シングル終了(175問目)

47分

11:52頃

全問終了(200問目)

75分

12:20

腕時計を持参し、この3つの通過点だけ確認する運用にしてください。1問ごとに時計を見ると、それ自体が時間を奪います。(会場に時計がないことも多く、スマートウォッチは使用できません。アナログまたはデジタルの腕時計を必ず持参してください。)

リーディングで時間が足りなくなる3つの原因

「時間配分を知っているのに解き終わらない」という人は、原因が配分そのものではないケースがほとんどです。

原因1:Part5で時間を使いすぎている

最も多いパターンです。Part5は1問20秒が目安ですが、分からない問題に1分かけてしまうと、それだけでPart7が3問分削られます。

対策:Part5は「文法問題として即答できるか」で判断し、20秒で解法が見えなければ塗って次へ。空所の前後だけで解ける問題(品詞・語形)と、文全体を読む必要のある問題(語彙・接続)を見分けられると、大幅に短縮できます。

原因2:Part7を1文字ずつ読んでいる

英文を日本語の語順に組み替えながら読む「返り読み」が残っていると、読解速度は頭打ちになります。

対策:設問を先に読んでから本文に当たり、必要な情報だけを拾う。すべて理解しようとしないことです。ただし、これは小手先の技術で、根本的には読解速度そのものを上げる必要があります(後述)。

原因3:そもそも語彙が足りていない

知らない単語で立ち止まる回数が多いほど、時間は削られます。時間配分の問題に見えて、実は語彙の問題であるケースは非常に多いです。

対策:時間配分を工夫する前に、TOEIC頻出語彙を潰すほうが効果が大きい場合があります。

スコア帯別・時間が足りないときの戦略

全問を丁寧に解き切ることが常に正解とは限りません。現在地によって最適解が変わります。

600点未満の方

全問を解き切ろうとしないでください。 この段階では、Part7の後半を捨ててでも、Part5・Part6・Part7前半を確実に取るほうがスコアが伸びます。

  • Part5・Part6を確実に(46問)

  • Part7シングルパッセージまでを丁寧に(29問)

  • 残り25問は塗り絵(マークは必ず全問埋める。誤答による減点はありません)

600〜800点の方

Part7を解き切ることを目標に、通過点の管理を徹底する段階です。前述のチェックポイントを守り、Part5で詰まらないことが最優先になります。

塗り絵が10問以内に収まるようになれば、次は精度を上げるフェーズです。

800点以上の方

このレンジになると、時間配分の工夫で伸びる余地はほぼ残っていません。 900点を取る人でも「時間がぎりぎり」と感じるのが普通で、そこから先を分けるのは読解速度そのものです。

時間配分を見直すより、1分間に読める語数(WPM)を上げるトレーニングに投資すべき段階です。

時間配分を変えても伸びないケース

正直にお伝えします。時間配分の見直しでスコアが上がるのは、「解ける力はあるのに解き切れていない人」だけです。

次に当てはまる場合、時間配分は原因ではありません。

  • 時間内に解いた問題の正答率が低い(見直しても間違える)

  • 知らない単語が1つの文書に5つ以上ある

  • Part5の文法問題で、選択肢の意味が分からない

この状態で時間配分だけを工夫しても、「速く間違える」ようになるだけです。先に語彙と文法の土台を固めるほうが、結果的に近道になります。

TOEICのスコアが伸び悩む原因は、時間配分・語彙・文法・読解速度・リスニングの処理速度など複数あり、どれがボトルネックかは人によって違います。 ここを取り違えたまま努力すると、時間だけが過ぎていきます。

💡 関連記事:TOEIC対策に英語コーチングは必要?|英語コーチングの料金相場

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「時間配分が原因なのか、それ以外なのか」を自分で切り分けるのは、実はかなり難しい作業です。多くの人は、自分が何でつまずいているかを正確には把握できていません。 独学が遠回りになりがちなのは、努力の量ではなく、努力の方向を間違えるからです。

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  • スコアの内訳から、ボトルネックの特定(語彙・文法・読解速度・リスニング処理速度のどれか)

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TOEICは、対策の順番を間違えなければスコアが動きやすい試験です。逆に言えば、順番を間違えたまま続けると、勉強量に対して伸びないということでもあります。

まず無料カウンセリングで現在地を確認してください

無料カウンセリングでは、これまでのスコアと学習状況をうかがったうえで、いま取り組むべきことをお伝えします。 時間配分の見直しで足りる状態なのか、それとも土台から立て直すべきなのかが分かります。

「まだ申し込むか決めていない」段階でも構いません。必要ないと判断した場合は、正直にそうお伝えします。 独学で十分な方に契約をおすすめすることはありません。

よくある質問

TOEICの試験時間は何分ですか?

リスニング約45分、リーディング75分の合計約2時間です。200問をマークシート方式で解答します。ただし試験前の説明・音テストと試験後の回収を含めると、拘束時間は約3時間になります。

TOEICの当日スケジュールを教えてください。

午前の回は9:25〜9:55が受付、9:55〜10:20が試験の説明・音テスト、10:20〜12:20が試験、12:35頃に解散です。午後の回は14:05〜14:35が受付、14:35〜15:00が説明・音テスト、15:00〜17:00が試験、17:15頃に解散です。受付終了時刻を過ぎると受験できません。

TOEICリーディングの時間配分の目安は?

Part5に10分(1問20秒)、Part6に8分(1問30秒)、Part7に57分が目安です。Part7は54問と最も多く、シングルパッセージに約29分、ダブル・トリプルパッセージに約28分を残せているかが解き切れるかの分かれ目になります。

Part7の時間配分はどうすればいいですか?

シングルパッセージ29問に約29分、ダブルパッセージ10問に約11分、トリプルパッセージ15問に約17分が目安です。設問を先に読んでから本文で必要な情報だけを拾い、すべて理解しようとしないことが重要です。

TOEICで時間が足りないときはどうすればいいですか?

600点未満なら全問を解き切ろうとせず、Part7後半を捨ててでも前半を確実に取るほうがスコアは伸びます。誤答による減点はないため、マークは必ず全問埋めてください。800点以上の場合、時間配分の工夫で伸びる余地はほぼなく、読解速度そのものを上げる必要があります。

時間配分を見直せばスコアは上がりますか?

上がるのは「解ける力はあるのに解き切れていない人」だけです。時間内に解いた問題の正答率が低い、知らない単語が多い、といった状態であれば原因は語彙や文法にあり、時間配分を変えても速く間違えるようになるだけです。

TOEICに腕時計は必要ですか?

必要です。会場に時計がないことも多く、スマートウォッチは使用できません。アナログまたはデジタルの腕時計を持参してください。通過点を確認するために不可欠です。

まとめ

TOEICの時間配分の要点は4つです。

  1. 試験時間は約2時間・200問。配分を考えるべきはリーディング75分だけ

  2. リーディングはPart5に10分、Part6に8分、Part7に57分

  3. 通過点は「10分・18分・47分」の3つだけ確認する

  4. スコア600点未満なら、全問解き切ろうとしない

そして最も重要なのは、時間配分が本当にあなたのボトルネックなのかを見極めることです。解ける力があるのに解き切れていないなら配分の問題ですが、そうでなければ語彙・文法・読解速度の問題です。

自分のボトルネックがどこにあるか分からない方は、英語コーチングの無料カウンセリングで現在地を診断してもらうのも一つの方法です。時間配分で解決する問題なのか、別の対策が必要なのかが分かれば、遠回りを避けられます。

Writer

この記事を書いた方

金村 容典

株式会社フラミンゴ 代表取締役・ファウンダー・CEO。
2015年に創業し、11年間で累計20万人を超える英語学習者をオンラインコーチングでサポート。Forbes Asia「30 Under 30」選出。
シャドーイングトレーニング等、第二言語習得理論に基づく指導を継続的に実施してきた。

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