Curiosity

最終更新:

2026年9月20日

 

Tiny Curiosity

いつもお世話になっております。フラミンゴ代表の金村です。
今日は「Curiosity」という言葉について書いてみようと思います。Curiosityは、日本語にすると「好奇心」です。最近、この「好奇心」というものを、もう少し大切にしたほうがいいんじゃないかと考えるようになりました。

きっかけの一つは、少しお仕事をご一緒させていただいている方から、こんな相談を受けたことでした。

「人間関係に支配されているような気がする。合理のなかで生きている気がする」

場の空気を明るくして回っているような方からの突然の相談に少しびっくりしてしまい、「少し考えてまた話したいです」とだけ伝え、その日は別れました。

言われてみると、すごくよくわかる話です。僕自身も、仕事をしていると「人間関係のなかでうまくやっていくこと」を求められているような感覚になることがあります。

仕事をしている以上、もちろん人間関係はありますし、コミュニケーションも大切です。ただ、そればかりになっていくと、少し疲れてしまいますし、最近のAIの浸透がこれに拍車をかけているなと感じています。

これまで人間にしかできないと思われていた仕事も、AIによって、ほとんどそうではなくなってきています。文章を書くことも、情報を整理することも、プログラミングすることも、AIを使えばかなりのことができるようになりましたよね。

そうすると、仕事のなかで人間に求められるものが、コミュニケーション力や人間関係をつくる力へと偏っていくのではないでしょうか。仕事のスキルがAIによって代替されていく一方で、「人と上手に関わる」という部分にフォーカスがあたっていくようになってきています。

一見、人間に人間らしい部分だけが残るというような素敵な話だと感じる方もいるかもしれませんが、僕はそう思いませんし、僕はなんとなく、このことに疲れている気がします。自覚的ではない人も含めると、このことで少し疲れている人はかなり多いのではないでしょうか。

たとえば、AIをうまく使って仕事ができたとしても、「おつかれさまでした。では、そのスキルやプロンプトをください」と言われてしまいませんか。頑張って進めたことが、明日には誰でもできることにされてしまうわけです。そういうときに、「あれ、これまでの頑張りが一瞬で消えた。頭を使って物事を整理しても、あんまり意味がないのかもしれない。代わりに、コミュニケーションを頑張らなくてはいけないのかも。いや、でも、僕は別にコミュ力おばけになりたいわけじゃないんだよな」と思ったりしていませんか。

人と上手に付き合えることだけが、その人らしさではないと思うんです。でも、仕事ではそれを強く求められていく。時代の変化についていくことが下手な人の甘えなのかもしれませんが、なんだか苦しいよなと感じてしまいます。毎日もがいています。

別の友人は、こんな話をしていました。

「すごく忙しくして稼いで、たくさん消費するよりも、ある程度働いて、ある程度の消費をするほうが幸せなんだと感じる」

そのために、自分とパートナーが楽しく節約するためのアプリをつくっているそうです。しかも、かなり本気でつくっていて、かわいいキャラもつくっている。そのキャラのLINEスタンプまである。なぜか自分で自分のアプリに月額課金しているらしいです(笑)。僕は、その話がなんだかいいなと思いました。すごくかわいい。

仕事のためでもなく、誰かに評価されるためでもなく、自分たちが楽しく暮らすためにつくっている。そういう取り組みが、その人をその人らしくしていくのかもしれません。人間関係とは少し違うところに、自分というものを形作るものがある。好きなことだったり、気になることだったり、つくってみたいものだったり。そういうものを大切にすることも、人生には必要なのではないでしょうか。

ただ、そういうものを大切にすることは簡単ではありません。そうありたいと思っていても、なかなか難しい。絵に興味があっても、仕事や家事などで忙しくしていると、絵を描く時間なんてなかなか取れません。英語を勉強しようと思って始めても、いつの間にか仕事が忙しくなって、勉強する時間がなくなってしまうこともあります。

「ちょっと興味があるな」と思うことはある。でも、なかなか行動には移せない。そして、またいつもの毎日に戻っていく。そんなことを繰り返していると、せっかく自分のなかに生まれた小さな好奇心を見逃しつづけてしまうのかもしれません。

だから最近は、「小さな好奇心を大切にすること」が大事なのではないかと思っています。「大きな目標を持つこと」よりも。

「これ、ちょっと面白そうだな」「もう少し知りたいな」「やってみたいな」。そう思ったときに、その気持ちをそのままにせず、小さな行動につなげてみる。10分だけ絵を描いてみる。英語の動画を一本見てみる。気になっていた本を1ページだけ読んでみる。そんな小さなことでいいのだと思います。

好奇心の対象は、「得意なこと」「興味があること」「趣味」「ずっと好きなもの」ではないといけないみたいな感覚を持ってしまう方もいるかもしれませんが、実際にはもっと小さなものでもいいのかもしれません。そして、その小さな好奇心を行動につなげることができると、少しずつ自分の人生が自分のものになっていくのだと思います。

英語学習では、「英語を話せるようになりたい」という大きな目標ももちろん大切です。でも、「この表現なんだろう?」とか、「この英語、聞き取れるようになりたいな」とか、「この人の英語、かっこいいな」といった小さな興味も、英語学習を続けるうえでは大切なのではないでしょうか。英語を勉強していると、最初は「仕事で必要だから」という理由だったとしても、少しずつ英語そのものに興味が出てくることがあります。そうやって生まれた小さな好奇心を大切にして、少しだけ調べてみる。少しだけ聞いてみる。少しだけ話してみる。そういう小さな行動が積み重なって、気がついたら以前とは違う自分になっているのかもしれません。

好奇心が生まれること。そして、その好奇心を小さな行動につなげられること。その両方が大切なのだと思います。そうして人は変わっていくことができるんだと。僕自身もまだまだできていないので、皆さんと一緒に、このことを考えつづけていきたいです。

みんな大好きJason先生による初心者向けワークショップ(無料)のお誘い

フラミンゴには、法人のお客様のために活躍してくださっているJason先生がいます。穏やかな雰囲気で親しみやすく、豊富な英語指導経験をもとに、受講者の目標やレベルに応じたカスタマイズを得意とする先生です。

先生の紹介記事はこちら

そんなJason先生と初心者向けの英会話ワークショップを開催します。8月開催分が大変好評だったので、9月も実施という流れです。

もしご興味がございましたら、フラミンゴの公式LINEからご連絡ください。

・日時:2026年9月28日(月)12:00〜12:45

・場所:オンライン(Zoom)

・費用:受講生は無料(外部参加者は税込4,980円)

・対象:フラミンゴ受講生(初心者レベル)

シャドーイングアプリ運営の裏側より

すでに利用いただいている方、知っている方からするといまさらですが、この夏からフラミンゴでシャドーイングアプリの運営をはじめました。

このアプリでは、ご自身の興味関心にあったテーマの記事をリクエストして、その記事を使ってシャドーイングすることができます。また、フラミンゴのマイページとも連携しているので、他の人と少しコミュニケーションしたりしながら学べるようになっています。

6月は1人開始、7月は3人開始、8月は7人開始、9月は20日現在で5人開始。少しずつ利用者が増えてきていて、ありがたいです。

まだまだ規模は小さいのですが、それもまた良くて、サービスを小さい規模で回している間にしか得られない楽しさっていうのがあるんですよね。利用してくださっている方の声を聞きながら、少しずつサービスをつくっていけたらと思っています。

もし「ちょっと試してみたいな」という方がいらっしゃったら、ぜひお試しください。

7日間のお試し利用が開始できるページはこちら

Writer

この記事を書いた方

金村 容典

株式会社フラミンゴ 代表取締役・ファウンダー・CEO。
2015年に創業し、11年間で累計20万人を超える英語学習者をオンラインコーチングでサポート。Forbes Asia「30 Under 30」選出。
シャドーイングトレーニング等、第二言語習得理論に基づく指導を継続的に実施してきた。